※計測は夏季(7~8月)に実施
※測定位置 : 中2階中央、床より1.8mの高さで測定
効果の維持力と耐久性
クールサームの持続力
高日射反射率塗料は太陽光を反射して屋根表面の熱を抑えますが、紫外線による塗膜の劣化や酸性雨、空気中のほこり等により、塗膜表面が汚れ、反射力が徐々に無くなっていきます。
一般的な遮熱塗料の場合
このため「遮熱塗料を塗装して最初は効果があったが、2~3年もすると効果が無くなった」というお声を多く耳にします。これは白色顔料である二酸化チタンの反射力に頼っているため表面が汚れて反射力を失くしたからです。
クールサームの場合
クールサームは4種類の特殊セラミックが反射と放射の働きをして、熱の透過を防ぐことで断熱・遮熱力を発揮します。
表面が汚れて反射力が落ちても、熱放射をするセラミックが働いて侵入熱を塗膜の外へ放散するので、遮熱効果を長期間持続することが出来ます。塗装後十数年経過しても温度低下効果を維持し続ける理由です。
遮熱・断熱効果を維持し続けている事例
コクヨ株式会社 名古屋配送センター
施工から18年後も効果を維持
外気温 | 室温 | |
---|---|---|
塗装前(1994年) | 33.5℃ | 39.0℃ |
塗装直後(1994年) | 32.5℃ | 32.0℃ |
10年後(2004年) | 34.3℃ | 33.5℃ |
18年後(2012年) | 33.5℃ | 35.5℃ |
蒸し風呂のような職場環境を改善するため、遮熱・断熱塗料クールサームを塗装。
塗装直後から7℃の室温低下を確認し、10年後も塗装直後と変わらない室温を維持しています。
空調機も必要なく、10年経過しても使用されていません。塗装から18年後にあたる2012年、再調査を実施しました。
当初からトップコートは塗装していませんので、屋根表面はかなり汚れていますが、18年経過しても約3.5℃の温度低下効果を維持しています。
SBS東芝ロジスティクス株式会社 九州支店(旧:東芝物流株式会社 九州支店)
トップコートの再塗装で省エネ効果が持続
外気温 | 室温 | |
---|---|---|
塗装前(1994年) | 35.5℃ | 39.2℃ |
塗装直後(1996年) | 35.5℃ | 32.9℃ |
10年後(2006年) | 35.0℃ | 33.0℃ |
トップコート塗替え(2008年) | ||
16年後(2012年) | 35.6℃ | 31.0℃ |
※計測は夏季(7~8月)に実施
※測定位置 : 中2階中央、床より1.5mの高さで測定
夏場は室内温度が40℃以上になることも多かった同社 九州支店では、クールサームを塗装して、室内温度が33℃程度まで6℃以上
低下、従業員の作業効率が良くなったとご満足いただきました。
塗装から10年後の調査では、同じ温度低下効果を維持していました。
塗装12年でトップコートを再塗装しましたが、4年経過後もその効果は持続しています。
トップコートの塗り替えでクールサーム塗膜を保護すれば、省エネ効果はいつまでも維持できる、極めて経済的な遮熱塗料です。
極東開発工業株式会社 三木南工場
6年経過後も変わらない効果
外気温 | 無塗装部 (室温A) |
クールサーム塗装部 (室温B) |
温度差 (B-A) |
|
---|---|---|---|---|
塗装直後 (2013年) | 34.6℃ (晴れ) |
40.2℃ | 31.1℃ | -9.1℃ |
6年後 (2019年) | 32.2℃ (晴れ) |
41.1℃ | 32.3℃ | -8.8℃ |
※計測は8月に実施
※測定位置:床より2 mの高さで測定
暑熱対策として2013年にクールサームを塗装して、室温が最大9.1℃低下しました。 塗装6年経過後の室温を測定したところ最大8.8℃低下しておりクールサームの効果を維持しています。
クールサームのメンテナンスコスト
クールサームは、トップコートによる塗り替えを10年ごとに実施することで効果を維持できるため、メンテナンスコストを大幅に抑えることができます。